【R5.5石川県能登半島地震におけるRATの方針】
〇方針
先遣隊からの報告を受け、現状支援者の数は充足しているとのこと。
今後、ニーズ件数の増加があれば、技術ニーズチームの応援要請がくるようになっています。
現時点で、技術支援の必要な被害ニーズは目視調査で3桁規模(各地域100件ほど)とのことですが、
各技術系NPOや災害復旧専門団体が、行政や社協さん、地区会長さんと連携体制をとり動いてくださっています。
(参考までに、大体1団体で社協と協力し700〜1000件程度をニーズとしてボラセン運営も担当されている団体さんが、今回4つほど現地で活動しています)
物資、機材、人員ともに充足しているという報告があり、今後も情報収集は続けます。
今のところ、片付けなどのニーズも地元で対応できる範囲とのことで、遠方からいらっしゃることができる皆さんは、ぜひ雨が落ち着いてきてから、観光にお越しください。
RATとしては、広域の活動募集はいたしませんが、今後、石川県域で条件を満たす方には、限定オファーを出す可能性があります。
〇被害にあわれた皆様へ
被災された皆様におかれましては、大変不安な日々をお過ごしのことと思います。
5/8には、ボランティアによる復旧作業が開始されています。
皆様のもとに支援が入るまで、あと少しだけ、どうかおまちください。
屋根にのぼらずに雨漏りを凌ぐ方法、片付けのコツ、罹災判定の豆知識なども順次アップして皆様のもとにとどけられるよう急いでおりますが、Twitter @RatsNestJapan にはすでにアップ済みです。
ぜひこちらもご覧ください。
○支援をお考えの全国の皆様、RATサポーターの皆様へ
今回は遠方ですから、とりあえずの駆けつけ支援は、支援者全体でみたとき、いざというときの支援リソースを削ることになります。
これから出水期になりますし、いつ大きな災害が起きるかわかりません。今は動ける人も、「溜めて待つ」という選択もひとつかなと思います。
もしくは、観光をして、被害を受けた店舗の物を買ったり食べたりして、応援をお願いいたします。
あなたが現地の仲間を信じ、任せられる人たちがいれば、今は、ぜひ彼らを応援してあげてください。
そして、これから続く災害で仲間達が苦しくなった時、現地部隊で支援が届かない被災者さんがでてくる状況になったとき、どうか助けに来れるように、RATs NESTで待っていてください。
よろしくお願いします!
【地震の詳細】
石川県 https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/202305jishin.html