【復旧】被災地ニュース兵庫県復旧支援部情報支援部現地レポート

2023/05/13 兵庫県伊丹市天神川水害

〜情報のすれ違い、その場しのぎが露見しつつ〜

復旧支援および情報支援

急ぎ大工ニーズがあるということで、少しですが作業をさせていただきました。
(代表は、なかなか信じてもらえませんが大工もしております…)

県の職員は、これ以上は業者にやらせる、キリがないと言って、帰ったそう。


コンクリ打ちの床だと思ったら、リフォームの際に板の間にしてる部分があったということで、
掘り炬燵もあるそうなので、とりあえず床を上げてみないと、というところ。

結構、水が溜まっていました。
コンパネを丸のこ、マルチツールで縁切りし、はがします

スタイロフォームも抜き取って
湿った泥はある程度こそぎ落とします。

翌日の乾燥で、軽くブラッシング仕上げすることになっています。


修繕はすべて業者さんの対応になりますので、
あまり余計なことしないように。


その後は、別のお宅で、床が湿ってきたような気がするとご相談があり、調査にいってきました。

かなり水も泥も大量に残っている状態でしたが、県からは、今後の対応については検討中という答えだったそうです。

これ。通気口から入り込んだようです。

とんでもない量ですが、この通気口のところすぐ近くで法面が壊れていて、土砂に埋もれたため、、

 
ここで少し整理すると
当初の説明では、「県(土木事務所窓口)で泥、水を取り除き、乾燥器も貸し出しをする」
「消毒の手配は市の生活環境課が行う」というアナウンスです。

土木事務所に問い合わせたところ「床下のレジオネラ菌対策として、保健所の指導に基づき洗浄している」ということでしたが

実際、洗浄はされていません。

対応する業者さんにお会いしたので、聞いてみたところ
「我々は、ポンプで泥をとって、乾燥機をおいてくれという指示しかもらっていない。普段は水道関係の仕事で、散水車やポンプなどを持っているが、
もし洗浄するとなっても、やることができない(道具とノウハウがない)ので、別の業者を手配してもらわないと」
 
 
つまり、洗浄、乾燥がまだで、消毒前にやることがたくさんあるのに、それを住民さんに説明をしていないのです。
洗浄をしてないということすら、把握してるかもわかりません。
現時点で乾燥して乾いたら消毒ですっていっているので、把握してないかもしれません。

 
そして、行政の担当者は、家の外からこの家は床下、床上とチェックしただけで
お宅の家床まで浸かりましたか?ときいただけで

全ての家の点検口をチェックして、どんな状態か確認もしていないんです。

なので、自分の家がこんな状態なんて知らなかった、見たこともなかった、という住民さんもいました。

 
このままにすると大問題になると思います。
やはり、専門のアドバイザーと作業のわかっている業者がいないとどうにもならないなと。

14日、行政へ提言できそうなタイミングがあるということで、しっかりお話しできればと思っています。

管理人

管理人

リユースエイドテック代表 佐々木です。

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