【被害】被災地ニュース和歌山県情報支援部現地レポート

2023/06/04 台風2号和歌山県支援 1日目

@海南市、和歌山市、かつらぎ町

先遣調査活動

海南市では、社会福祉協議会が浸水したにもかかわらず、1日で復旧をし、災害ボランティアセンターを開設していました。

お忙しいところになりますが、海南市はニュースでの取り上げられ方でも、今後ボランティアの殺到やニーズ件数の急激な増加が見込まれるため、今後の作業がどういったものがあるのか?どういうフェーズがあるのか?を簡単にお話しました。

初動では全てのお話はしません。情報量がおおいので、話すこと、話し方、話すタイミング、すべでを考えて行わないと現地の負担になります。

コーディネーターというのは、目の前の方々の表情や言葉から、感情をよみとり、距離感を考えていきつつ、被災地で支援が円滑にまわるよう、受け入れ側、参加側、被災者、サポーター、さまざまな立場の人とお話をしていくことが重要であると、先輩から教えてもらっていました。

まさにその言葉を実感しているところでした。

海南市社協さんでの打ち合わせのあとは、かつらぎ町へ。

移動中に行政もきちんと支援の必要性を把握しきれてない被災地に出会いました。

和歌山市の伊太祁曽地区。

たまたま出会った住民さんの作業を少しお手伝いしながら、被害を見せてもらったり、お話きかせてもらい、それを社協さんなどにフィードバックするのも先遣隊の支援の一つ。

浸水しかたづけに追われる住民さんたちは、
自治会長さん中心に、災害廃棄物の仮置き場などつくり地域で助け合っている様子でした。

罹災証明のお話や、ほかに困っている人がどのくらいいるのか?
教えていただき、仲間たちや県の社会福祉協議会にも共有。

被害が転々としていてすべての把握ができていないですね。

画像
被災した災害廃棄物の山。納屋が多い農村などは、浸水した軒数からは読めない量になります。行政の防災計画や見立てに盛り込まれづらい部分です。

そして、かつらぎ町では、知り合いの住む場所が被災。地図を頼りに現場へ向かうと、ボランティア作業中の社協職員さん、行政職員さんと出会いました。

こちらのお宅で汗を流す職員さんと出会いました。路面から見ると地下になった作りで、泥などは細い階段からバケツリレーになります。

いろいろお話をきいていくと、やはりキツイ、ボランティアが必要だということで、私たちは技術系(大工案件や重機案件)も対応できること、ボラセン運営の経験もあるので他の被災地の事例など参考になりそうなことを話せると思う、というと、災害対策本部へいってほしいとのことで、役場へ。

本部でいろいろ状況整理のあと、役場の方や社協職員の方と、町内会長さんや区長さんなどキーマンのところをまわりながら、まずは、東渋田という一つの地区を集中して任されることになりました。

畑への道が閉ざされているところを地域の方々がマンパワーで作業していました。
こちらも地域の方々が作業していました。倉庫の中は川の水で荷物が押し流され、泥が大量にはいっています。


まだ行政が把握できてない場所もたくさんありますが、ようやく被害の外枠が見えてきつつあります。

和歌山県被害市町村全域で災害救助法適用を要求するよう各地域お話していってます。
軒数的なハードルがありますが、 局所的な災害のため、

国庫から出ない場合、市町村がその支援制度の役目を負うことになりますが、すべての行政で平等な対応ができるのか?
今後も見守りを続けます。

管理人

管理人

リユースエイドテック代表 佐々木です。

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