和歌山県復旧支援部現地レポート

2023/07/02 台風2号和歌山県支援 19日目

@和歌山県かつらぎ町

現場対応1件(OJT) (継続) ボランティア受け入れ(OJT) 1名 (B-DASH 2名、DASH隊2名、RAT2名の6名合同チームで活動)

通るたび気になっていた、土砂崩れで納屋が潰れたあるお宅。
今日はこの納屋の解体作業になりました。



見つけた当初のこと。RATではどうにもできないため、
連携して活動をしてくださっているB-DASHさんに写真を送ると、「うちでやります」と即答。

住民さんにコンタクトをとりにいき、役所まわりの調整がRATに任されました。

RATは作業はできないけど、「B-DASH」さんという技術系NPOのカードを託してもらって、県や市と対話をしていきます。

話が決まり、B-DASHさんへバトンタッチ。

納屋を解体するだけが目的ではありません。
住民さんの不安の解消が目的、危険の排除も目的。
でもそれだけでなく。

住民さんが、もう廃車だろうと諦めかけていた車。

「まだ、いけるかもしれない、やってみよう」と

住民さんが見守る中、

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B-DASHさんのお二人が息のあった作業で、救出前提で丁寧に前準備を進めていきます。
崩れた納屋をショアリング、久々に日の目を浴びた車。

納屋が倒れない範囲で、部分的に解体したり、さまざまな障害物を取り除き

最後は無事、車が救出されました。
エンジンもかかり、自走もバッチリ。

「今までよくがんばったね」と

お母さん、とっても嬉しそうでした。

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この日は、納屋を解体、粗方分別し、一般ボランティアさんでも片付けができるよう整理。


B-DASHさん、応援にかけつけてくださったDASH隊さん、RATできてくれたボランティアさん

本当にお疲れ様でした。


自分たちの権限の範囲で、目一杯、協力してくれる役場職員
「僕らも、被災者さんのためにやれるならやってはあげたい、でも、うちの管轄でない以上どないしたらいいのんか…僕もあの家族はよう知っててほんまはどうにかしたいんや…」

こうしたボランティアが、種を蒔いて 町の一歩のきっかけになれたら。

役場や社協は、組織的な壁があります。
民地というのは、どこまでやるかが、難しい。

それは見捨てているわけではなく、手段をもっていないから手が出せないだけで、カードをきれるなら、動いてくれるところは多いのです。 技術系NPOというカードをもっていれば。

この現場の写真を送った時、「うちがやります」と 僕に、「B-DASH」というカードを託してくれた先輩のおかげで、僕は行政と話をつけ、住民さんは笑顔になりました。
でも。目指すゴールは先です。

崩れ落ちた法面はまだ不安定。

行政の筋が通り手が出せるようになればとおもいます。

さぁ、ここからはRATの、コーディネーターとしての時間です。

〇連携団体
和歌山県社協
紀美野町社協
かつらぎ町社協
海南市社協
橋本市社協
彦根市社協(滋賀県)
わかやまNPOセンター
#サポウィズ
災害NGO結
B-DASH
幡ヶ谷再生大学
災害支援ONE TEAM
アメ村えれふぁんとチーム
KiU
Orange
Seedsjoy
mobstyle
DASH隊大阪
写真洗浄あらいぐま
のらぼら

管理人

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リユースエイドテック代表 佐々木です。

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