RATサテライト活動報告センター運営部復旧支援部現地レポート石川県

【代表日記】2024/04/15 能登半島沖地震105日目 志賀町


ReVA さんから引き続き2名。コミサポから1名、帰還がてらときいて誰かと思ったらヒデさんでした。hpを見てきてくれた方が1名と、AMは5名で活動。

2班にわかれ、建築士さんには土砂で押された納屋の、母屋側への倒壊防止措置と補強の段取りをお任せ。
佐々木はヒデさんとバディで、重量を減らすための瓦下ろしに分かれます。

大阪ぶり、事故以来はじめての屋根が
下地グズグズで垂木も当てになるかどうかの高難度の屋根。
事故にあったからこそ、危険がわかり、お互い慎重に声を掛け合って進めました。

垂木から一歩でも踏み外せば、踏み抜きます。
屈折型の高所作業車なので、バケットからほとんど離れずに瓦をはがせます。
また、安全帯も着用し、踏み抜いてもほぼ落下距離が出ないよう安全の工夫。

屋根の真ん中には1枚だけ、文字が刻んである瓦が混ざっていました。
家主さんにお渡しすると、「宝物だ、トーチャンに見せたらよろこぶわ!」と。

昨日は別れ際に泣き出してしまったお母さん。
定期的にボランティアがいくことで、少しでも不安を減らしてあげたい。

息子さんともお話することができました。
母屋の解体はなかなか行政が手を出さなさそうなので、
地元建築会社さんと相談して、
先行の自費解体制度内で収まるようにできないか?いろいろ相談を続けています。

地震のときは、お母さんが車庫から車を出してよけてすぐあとに、土砂崩れで蔵が倒壊したそうです。
お父さんが病気ですぐに急いで逃げられないため、はやく安心な生活ができるようになってほしい。

ここまで地滑りをしていて危険な土地なのに、なぜ役場は優先してくれないのか。

ほんとうに調査に来ているのか?いろいろ疑問ですが、まずは家主さんの生活を守るために。
助かった命を守るために。
やれることを続けます。

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管理人

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リユースエイドテック代表 佐々木です。

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