【代表日記】2024/05/29 能登半島沖地震146日目 志賀町
1名。ひたすら鳥居撤去。3件。
積んでは処分場へ、積んでは処分場へ。たまに割り作業。
志賀地区の処分場はあと1日。
2件ほど対応不可でお断りしたものもあった。
完全に立った状態のもので
途中にヒビがはいったもの。
しかもどうやって建てたのか?階段の途中。
昔は車で上る道が整備されていたのだろうか。
世帯数が7世帯の地区の神社で、費用を捻出するのに1世帯20万を払わないといけないということだった。
神社仏閣の保険には詳しくないが、奉納品…灯籠なども含めて、お金がかかるものである。
震災苦もあり「あそこの神社はよくてうちはだめで20万も払わないといけない!」と責めたい気持ちにもなるかもしれないが
ボランティアはお金をうかせるためにやっているわけではないというところはある。
正直、倒壊の恐れもある危険な鳥居になるので、どうにか対応してあげたい気持ちはあるが
階段の半ばにある上に、RATはレッカー対応ができない。
支援の限界による不公平感は、世間から見捨てられたような傷も被災者に与えてしまう。
団体の代表としては、心を鬼にして線引きをしないといけない。
「ボランティア活動をすることで傷つけてしまう被災者がいる」ことは絶対に忘れてはならない。
それも飲み込んで、明日も引き続き前へ。
そんなことを考えながら、後日スムーズにはいれるような段取りなどをして終了。
ボランティアは楽しいことも苦しいことも、いろいろある。
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