RATサテライト活動報告センター運営部復旧支援部現地レポート石川県

【代表日記】2024/06/22 能登半島沖地震169日目 志賀町

4名。屋根養生2件、ブロック塀1件。

解体予定だか仮設があたらず自宅に住み続けるお宅。大工仕事が得意なお父さんが、せめて屋根があって生活できればと、ご自身で貼り直し続けていたそう。


「やりづらいでしょう…行き当たりばったりでやってたから」と申し訳なさそうに…。
木材などをつかい、どうにかしようという痕跡があちこちに。
一番端のシートが劣化していたので、他は生かしながら一部の張り替えと補強。

隣のお宅も雨漏りあるということでそのまま作業車を伸ばしてみると、シートのめくれがあったので補強。

ところで、
屋根活では修理依頼状況や見積もりもきくようにしているのだが、最近、法外な金額をよくきく。

棟だけの被害しかないのに見積もりは「750万」
ドローンで撮影しての見積もりときいて「もしかしてK瓦?」ときくとそうだと。

ブルーシートはっていたころは、なんとか安くしようとやっていたところで応援していたが、最近はあちこちで悪い噂をきくようになった、信じたくなかったが……。
震災で人がかわりお金儲けに走る人はいる。
けど、自分の身の回りで現れるとはガッカリです。

別で修理をしてくれる人を探して、そちらを紹介する。
50万超えても雨樋など含めても、100万まではまずかからない、とのこと。
なんとかして地域の人たちを守ろうという熱い職人さんもいれば
「この震災工事で1億円のこす」なんて豪語している職人もいる。

その脇では、「いつ解体するかわからないし、なおすのもね、」と、網戸に開いた穴を、老夫婦がセロハンテープで裏表から補修しているのをみて、切なくなった。



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管理人

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リユースエイドテック代表 佐々木です。

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