現地レポート

【代表日記】2024/06/21 休日と問題提起

仕事のためボラ休み
先行自費解体。
公費解体を待てない人が、先に自費にて解体を行い、あとで役場から返金される制度です。

公費解体の場合は、仮置き場に解体ゴミを持ち込めるし、全額が公費対象です。

しかし、自費解体の場合は、各処分場に持ち込みの上、上限金額がきまっており、足が出た場合は被災者負担です。

自費解体の木材ゴミは、中能登地域はどこも、いっぱいで、金沢まで往復3時間ちかくかけて、もっていっています。
1日で3回しか運搬できません。

解体ゴミの主である木材ゴミは、ほとんど処分料はかかりませんが、自費解体の場合、運搬費用、燃料、人件費が高くなります。

また、残地物撤去を、解体予定のところはボランティアセンターがはいらないため、被災者自身で仮置き場に持ち込むか、業者さんにお願いするかです。

仮置き場に持っていくと「被災ゴミじゃなくて便乗ゴミ」と揶揄されたくない被災者は業者さんに依頼します。
そのため、また金額がかかります。

自費解体は公費解体の制度の1つですが公平制がないように感じます。

倒れそうでも、道路にはみ出していても、公費解体はまだまだこないので、自費解体を選択するところが増えています。

自費解体においてはマニュフェスト取得が必要なため、金沢まで走るのは致し方ないとして
せめて、自費解体に支払われる金額をもう少し増やして欲しい。

公費解体より自費解体のほうが安く算出されてるのは一体なぜなのでしょう?

国にはもう少し、上限金額や各項目の計算などをしなおし、制度の見直しをしてほしいです。

被災地の復興スピードをあげるための自費解体ではないのでしょうか…?

公費解体がこれだけスピードおそい(はいれる業者がいるが着手までの行政の手続きの動きがスロー)のであれば、被災家財用の仮置き場を公費解体用仮置き場に移行するタイミングは、もっとあとでもよかったのではないかと感じます。
志賀町はいまのところ被災家財も受け入れてくれますが、今後延長されなかった場合、どうなるのかという不安があります。

公費解体のスピードアップとの両立は難しいかもしれませんが、真に町のためになるなら町民もボランティアも協力的になると思いますね

(実際には、自費解体をした場合、 行政からお金がはいるまでの間、支払いをまつという地元業者が多く、しわ寄せ地域全体に広がっています)

※こちらの投稿をきっかけにTBS報道特集の取材をうけました

管理人

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リユースエイドテック代表 佐々木です。

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